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靴をそろえると、心もそろう。

 校長として着任し、既に2ヶ月が過ぎたにも関わらず、今頃になって1年生の昇降口の靴箱に、画像のような掲示物があることに気づきました。

 

 「脚下照顧」。恥ずかしながら初めて見る四字熟語だったのでインターネットで検索してみると、「靴をそろえましょう」という言葉以上に、深い意味があることがわかりました。「他者に対して理屈を言う前に、自分の足下をよく見て、自己を反省しなさい」という意味です。人はとかく、自分のことを棚に上げて他者の不平不満を言いがちです。その前に、まずは自分の足下を見る。集団の中で生活していくための大切なスキルであり、先人の知恵とも言えます。加えて、本校が目指す児童像「自他を大切にし、共に生きる心をもった子」にもつながるものがあります。

 

 身近なことや自分のことをしっかり見つめることのできる人に、まずは自分からなれるようにしないとな…と普段の自分を振り返って大いに反省しました。そして、子どもたちにもそんな人に育ってほしいな…と思いました。いつか、全校集会で取り上げたいと思います。